もやもや

最近また、何にも知らない自分への不安が押し寄せてくる。それは漠然とした不安ではなくて、はっきりしていたりする。

例えば、私がべらべらべららと話したことを一語で、「それってこういうことだよね。」と換言・要約された時。
ふうぅ…自分の頭の中で分析出来ていなくて、ただ出来事だけを話していたんだなあと実感する。原因は、私がその言葉を知らない、使う習慣がない、知っていてもそこまでたどり着いていないということだろう。

こんな事を考え出してしまう時は、自分の知らないことや知っていてもなんとなく曖昧なことばかりが思い起こされて、とても惨めになる。そんな風に自分のことを疑わないように、なんとなくまた忙しくしてみることも出来るけれど、いつもその度に変わりたいと思う。

毎日のローテーションの中にいれば、ともすれば知らないうちに起きて、なにも考えないまま車に乗って運転して、お昼を食べて、メールを返して1日が終わっているなんてこともある。

私には自分がわかっているだけでも自分の知らないことがたくさんあるから、自分がわかっていない知らないことはもっともっとあるだろうな。

ものの見方、考え方 外山滋比古 PHP文庫(2016)⭐️⭐️

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外山滋比古さん。

分析的で整理されていてわかりやすい。

思考の整理学をよんで、最近はどんなことを考えているかなと、この本を手に取った。

帯がまた、前著の続きのように言い表していて是非読んでみたいという気になった。

 

結論

 

これだけ薄いのだから、少しは立ち読みをすべきだった。いわゆる書き下ろしではなく、つまみ食い。

思考の整理学を昨日読んだものだから、「さっきもきいたよう」ということが多かった。

既に外山滋比古さんの本をいくつか読まれた方には全くお勧めできない。

 

♪♪♪

 

ふと、高校時代のことを思い出した。

著書の考えを発酵させるというくだりを読んでである。

着想を酒にたとえ、それが面白い発見となるには寝させる時間が必要だと。

 

 

「わからんままやれ。」

というのが口癖だった教員がいたのだが、わからないことを分かろうとするための準備は必要なのではないかなと今になって思う。

うまくいった時にどうして上手くいったのかわかろうとしなければ、再現できない。

「わからんまま」ではずーっと頼りないのだ。

当時、あまりにもなんとなく過ごしていた私はそうかあ、なんでもわからなくていいかあ。

と拡大解釈してしまった。

 

どうしてという疑問も考えられて、大切にしまっておかなければ、あっという間に消えてしまう気がする。

 

 

エクレア (ドイツ菓子のカラカス)☆☆☆

チョコレート味

抹茶味を求めた。

1つ168円

 

たくさんの種類がショーケースに並んでいる。

表面のアイシングがキラキラと光っていて期待が膨らむ。

 

そもそもエクレアってドイツ菓子なの?

ちょっと調べてみた。

正式名称はエクレール・オ・ショコラ。エクレールは「稲妻」「電光」といった意味。

フランス語だよね・・・

ドイツ菓子ということをしっかり売りにしていたけれど。

 

カラカスってどう意味だろうなあとググれば

ベネズエラボリバル共和國の首都!!

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「・・・」

 

お店の由来今度行ったら聞いてみようっと。

 

さて、気を取り直して肝心のエクレア。

まずは大好きなチョコレートから!f:id:HansBaumgarten:20161027082124j:image

うむうむ、中はカスタードではなくチョコレートクリーム

少しパンチがない、ココアを薄めたような感じだけれど

これならば抹茶は抹茶クリームか!

あれだけの種類(見ただけで15種類はあった)

クリームまで変えているとは好感が持てます。

それでは抹茶を頂きましょう。

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「・・・」

中はカスタードクリームかあ。

表面のアイシングはサクサクキラキラ

美味しいけれど期待していた分少しザンネン。

 

化粧箱に入れることもできるようなので

お持たせには喜ばれるかもしれません。

とっておきの日に食べたい〜!

とまではいかないけれど美味しかったです。

 

 

 

 

ひまな病気

病気になった。

腎盂腎炎。

 

ひまだ。

 

仕事を休んで3日。

あと2日は休むべきと言われた。

 

ずーっとひまがあればいいのになあなんて思っていたけれど

身体が思うように元気でないから全然楽しくない。

 

頭はすっかり起きていて、身体のためにも

「ゆっくり寝なさい」と思うのに

 

映画見ようかなあ。

本読もうかなあ。

絵を描こうかなあ。

作ってみたかったお菓子作ろうかなあ。

ブログ書こうかなあ。

なんてワクワクしてくる。

 

そして少し始めるとまた身体が熱くなるのが分かって

熱を測れば37度越え。

おとなしくするのも大変だなあ。

近い未来の私がこれを見返して、努めて健康でいるように

心がけますように。

 

お好み焼き

まんまるの月のお好み焼きがとっても美味しくて、作れたらなあと思っての挑戦。

ふわふわに美味しく出来ました。

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備忘録にメモ

キャベツ半玉

山芋1/4

卵1個

薄力粉150g

だし汁100-200ml

乾燥白海老適量

 

ポイントはキャベツをフードプロセッサーで細かくしておくこと。山芋すりおろしの量は増やしてもよいかも。

 

ごちそうさまでした。

思考の整理学 外山滋比古 筑摩書房(1986) ☆☆☆☆

流行りの本。

もう30年も前に出版されたにもかかわらず、

(新聞社名は忘れてしまったけれど)最近の新聞に書評が

出ており、ついうっかりミーハー心で買ってしまった。

 

結論から言えば

「もっと早く読みたかったなあ。」と思うくらい十分

新しいものだった。

 

「頭の中のカクテルを作るには、自分自身がどれくらい独創的であるかは

さして問題ではない。持っている知識をいかなる組み合わせで、

どういう順序に並べるかが緊要時となるのである。」

知識があるだけでは単なる物知りである。と言い切り、

知識のストックの仕方、それらがどのように作品になりえたかを

丁寧に説明している。

「知のエディターシップ」を執るとはどういうことか。

 

単なる思いつきで生まれたものの時間の風化による

儚さにも言及しているこの著書だが、

30年の風化を経てもなお新しいとさえ感じられる。

その事実がよりいっそう言説を強めている気がするな。 

あご・あし・まくらと言うけれど

演奏会や演劇など公演の際、出演者には出演料が支払われる。

 

それとは別に

あご...ご飯

あし...交通費

まくら...宿泊費

も支払われることがほとんどだ。

 

あし・まくらについては首都圏や大都市での公演の場合は

およそ必要ないけれど、地方になればなるほど出演料と同額ほど

かかる場合もある。

劇場側からすれば、支出に変わりないが、出演者からすれば、

その分割安の出演料になってしまう。

 

地方で観劇することの、観客側の「アクセス」の不便さはよく取り上げられるが、

出演者にとっても金銭的にも、距離が遠いことは時間的にもアクセスしづらい

ものかもしれない。

私が担当する公演も、4割弱が交通費宿泊費でその分、出演料は

些細なものになっている。

 

地方の活性化、難しいテーマです。